広島高速道路の整備
宇品大橋について
宇品大橋は、仁保~宇品の内港を1スパンで横断する必要から、中央支間長が270mの長大橋となるため、構造性を中心に詳細な形式検討を行い、中央支間を単弦アーチで部分補剛した3径間連続鋼床版箱桁を採用しています。従来の箱桁がもつ限界の支間長を超える、桁橋としては日本最長の支間長の橋梁です。 そのため、動的安定性については特に入念な検討を行い、耐風性については橋梁模型による風洞実験および完成後の実橋で加振実験により安定性を確認しています 。 また、耐震性についても「阪神・淡路大震災」級の地震にも耐えられる構造となっています。
宇品大橋の説明 | |
橋梁形式 | 単弦ローゼで補剛された3径間連続鋼床版箱桁 |
橋長 | 約550m(支間割140m+270m+140m) |
アーチ部寸法 | 支間165m、ライズ21m |
縦断勾配 | 4.0%↑ 3.0%↓ 0.5375%↓ VCL=240m,200m |
横断勾配 | 2.0%(標準) |
主要鋼材 | SM570、SM490Y、SM400、SS440 |