事業計画
整備計画の経緯
広島高速道路は、高速1号線から5路線を段階的に整備を進めていくこととし、平成9年9月に高速1号線から4号線の4路線について、国から当初整備計画の許可を受け、事業に着手しました。その後、平成12年9月に高速5号線を追加する第1回整備計画変更を行い、平成18年2月には第2回整備計画変更を行いました。この第2回変更では、初期投資額の削減を図り広島高速道路のネットワーク化を優先するため、「高速2号線、3号線の一部区間と高速5号線の暫定2車線整備」「高速2号線と5号線の連結路、高速2号線東雲ランプの南方向連結路、江波ランプの整備先送り」などの変更を行いました。
また、平成26年3月には高速5号線のトンネル工法変更等に伴う第3回整備計画変更を行い、平成28年12月には高速5号線の事業費及び事業期間の変更に伴う第4回整備計画変更を行いました。
その後、広島駅周辺における都市機能の集積や東広島・安芸バイパス等の整備が進展し、広島駅周辺と東広島市・呉市方面とのアクセス強化の必要性が高まってきたことなどから、平成18年に整備を先送りした高速2号線と5号線の連結路整備を追加する第5回整備計画変更を令和2年1月に行いました。
また、令和5年10月には、高速2号線と5号線の連結路整備の事業費及び事業期間の変更に伴う第6回整備計画変更を行いました。
【広島高速道路整備計画変更の経緯】
許可日 | 主な内容 | 延 長 | 事業費 | 完成年度 | |
当初整備計画 | 平成9年9月5日 | 高速1号線から4号線の整備 | 27.1km | 3,500億円 | 平成21年度 |
第1回変更 | 平成12年9月25日 | 高速5号線の追加 | 31.1km | 4,600億円 | 平成21年度 |
第2回変更 | 平成18年2月3日 | 一部区間の暫定2車線整備、一部連結路の整備先送り | 29.0km | 3,780億円 | 平成25年度 |
第3回変更 | 平成26年3月3日 | 高速5号線のトンネル工法変更 | 29.0km | 3,920億円 | 平成29年度 |
第4回変更 | 平成28年12月26日 | 高速5号線の事業費及び事業期間の変更 | 29.0km | 4,000億円 | 平成32年度 |
第5回変更 | 令和2年1月23日 | 高速2号線と5号線の連結路を追加、高速5号線の事業費及び事業期間の変更 | 29.0km | 4,310億円 | 令和6年度 |
第6回変更 | 令和5年10月26日 | 高速2号線と5号線の連結路の事業費及び事業期間の変更 | 29.0km | 4,340億円 | 令和10年度 |
【整備計画路線図】
第6回整備計画変更について
(1)事業費の変更高速5号線のうち、高速2号線との連結路の整備に係る建設資材費の高騰などにより、事業費30億円の増額変更を行いました。
事業費 4,310億円 → 4,340億円
(2)完成予定年度の変更
高速5号線のうち、高速2号線との連結路の整備に係る現場条件の変化に伴う橋梁の施工方法の変更等により、整備計画の完成予定年度を令和10年度に変更しました。
完成予定年度 令和6年度 → 令和10年度
収支見通しについて
令和4年10月に国から示された将来交通量に基づき算出した広島高速道路の計画交通量により償還計画を見直した結果、換算起算日(H24.8)から40年間の料金収入で償還できる見込みです。広島高速道路の収支見通しの概要